葉っぱのヨガ日記~ヨガと野菜と自然時間~7

🌿畑のおたより ~へちまの循環~

9月に収穫したへちまが、いよいよ“へちまたわし”へと変身します。

まず、硬く育ったへちまをのこぎりで使いやすい大きさにカット。


次に、皮や果肉、種を取り除くために鍋でぐつぐつ30分ほど煮ます。


この「煮る時間」が短いと皮がうまく剥けないため、大切な工程です。

燃料には、庭木の剪定で出た枝木を使います。
自然の力を借りながら、ゆっくりと時間をかけてへちまを煮ると、皮がやわらかくなり、きれいに中身を取り除くことができます。

今年は猛暑の影響もあってか、緑のまま硬く育った立派なへちまができました。


昨年よりも手応えのある良い出来です。

水で冷やして皮と果肉と種を取ります

毎日水を取り替えながら、もんだりほぐしたりしながら、少しづづ果肉が取れていきます

仕上げはビニールハウスでの乾燥。
ハウスの中はへちまの香りに包まれ、秋の日差しの中でゆっくりと乾いていきます。

へちまは夏の間、グリーンカーテンとして涼しい日陰をつくり、食用にもなり、
秋には「へちまたわし」として新たな役目を果たします。
使い終わったたわしは土に還り、肥料となってまた次の命を育ててくれます。

自然のめぐりを感じる、畑の小さな循環。
今年もへちまが、たくさんの恵みを届けてくれました。